安倍晴明が祀られている晴明神社。
そこで目にすることが出来るのは「お星さまの形」・・五芒星です。
これは「桔梗印」と呼ばれて陰陽道では大切なシンボルになっているのですが、他にも五芒星をシンボルにした有名な人物がいました。
それは古代イスラエル王国のソロモン王です。
陰陽師・安倍晴明晴とイスラエルの国王・ソロモンがなぜ同じマークを?
2人の間に、どのような関係があるのでしょうか・・
安倍晴明の「桔梗印」その意味は?
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陰陽道のシンボル「桔梗印」。
これは「一筆書きをした星の形」を指しますが、「桔梗印」と呼ばれるのは桔梗の花の形に似ているからです。
この桔梗印が陰陽道で重要なシンボルとして使われるようになったのは、この形が
「一筆書きで元の位置に戻るため悪が入り込むスキマがない」
と考えられたため。
そのため、魔よけのマークとして使われました。
またこのマークは古くから三重県志摩地方の海女たちにも魔よけとして使われました。
そこでは桔梗印は
「セーマン」
と呼ばれていましたが、この呼び名は「晴明」から来たとも言われています。
ソロモン王の五芒星「ペンタクル」
一方で同じ五芒星をシンボルマークとしたのは、古代イスラエル王国の三代目の王様・ソロモンです。
ソロモン王は神から知恵を与えられたというエピソードがあるため「知恵者の象徴」として知られています。
ソロモン王はこの五芒星を「ペンタクル」と呼び、治癒や守護のシンボルとしました。
晴明とソロモンだけでは無かった!世界中でみつけられる五芒星
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安倍晴明とソロモン王が同じマークをシンボルとしたということで、「両者に何か関係があるのではないか」と考えてしまうのは自然なことかもしれません。
でも実は、晴明やソロモン以外にも、五芒星をシンボルにした伝説は世界各地で見つけることが出来るのです。
ギリシャのピタゴラスによると・・
ギリシャの哲学者ピタゴラスは、星形を「地・水・火・風・空」の五大要素を表す図形と説明しました。
キリスト教では・・
キリストの聖痕(イエス・キリストが磔になった時に出来た傷)をつなげると星形になると言います。
イギリスのケルト民族は・・
ケルトの伝承によると、五芒星は冥界の女神モルガンの紋章です。
オーストリアでも・・
五芒星を「ドルーデンフュース」と呼び、悪霊から身を護るための護符にしていた。
☆☆☆
このように、実は世界中に見つけることが出来る「五芒星」。
安倍晴明とソロモン王もきっと偶然の一致なんですね!
それにしても世界各地で「力を持つマーク」として考えられたお星さまの形は、きっと本当に特別な力を持っているんでしょうね~
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