るろうに剣心で左之助が、志々雄真実の十本刀・安慈から伝授してもらった必殺技「二重の極み」。

この技が実現可能かどうか、文系の私が少ない知識の中で真剣に考えてみました!

「二重の極み」とは

Sponsored Link

まず「二重の極み」がどのような原理で成り立つ技なのか、おさらいです。

二重の極みとは・・

物質の抵抗を失くための第一撃と、それに引き続き繰り出される第二撃で物体を粉々に粉砕することが出来る技。

第二撃は75分の1秒の間に繰り出されなければいけない(遅いとただの二連打になってしまう)。

慣れてくると「遠当て」(直接触れなくても振動を伝って粉砕する)ことができる。

左之助は二重の極みにもう一撃を加えた「三重の極み」で、安慈に勝った。

ちなみにテレビでるろ剣がやってた頃、兄弟で二重の極みをやってもできませんでした!

「二重の極み」実現可能性を考えるために、考えなければいけないこと

上記の原理で繰り出される「二重の極み」。

現実的に可能なのかを考える上で、そもそもこの原理が正しいかを検証しなければいけません。

具体的には・・

1.物質の抵抗を打撃でゼロにすることが出来るのか?

2.ある一点に加えた衝撃で粉々に粉砕することは可能か?

3.人間の手が75分の1秒の速さで何かに衝撃を与えることは可能なのか?

です。

ちなみに私は文系で物理の知識はございませんので、ネットや空想の範囲でのみの検証となります!

疑問の検証

Sponsored Link

1.打撃で「物質の抵抗」を失くすことは出来るのか

まず安慈の言う「物質の抵抗とはなんぞや?」というところから始めたいと思います。

Wikipediaによりますと、抵抗とは

摩擦など、動きや流れを妨げるはたらきや力

のこと。

つまり動いている物体を止めようとする時に生じる力のことを言うんですね。

ということは、この定義は安慈の言う「物体の抵抗」の定義と外れているように思えます。

安慈が言っているのは、「物体が壊される時に生じる抵抗」

・・つまり「強度」とか「硬度」のこと。

これを失くすということは、物質の素粒子レベルで働きかけなければ出来なさそうです(イメージですが)。

つまり打撃では無理なんではないかと、考えます。

2.ある一点に加えた衝撃で粉々に粉砕することは?

一撃目で抵抗が失くせなくても、二撃目で粉々に出来れば一応「二重の極みっぽい」です。

なので、「打撃で物体がまんべんなく粉砕可能か?」について考えてみました。

これは検証のしかたがよく分からないので、生卵をつかって実験してみました!

いろいろな方向から衝撃を与えたり、握りつぶしてみたり、落としてみました!

まんべんなく粉々にはなりません!

こちらについても、一瞬にして粒子のつながり自体に働きかけなければ無理な気がしました。

3.人間の手が75分の1秒で動くことが出来るのか?

無理ですね!

やはり二重の極みは無理か・・しかし実現可能性があった!?

Sponsored Link

仰々しく検証しかけてはみたものの、やはり安慈理論の二重の極みは無理だということが思い知らされました。

ところが、「素粒子レベルで働きかける」という点に、私の記憶にかすかにひっかかるものが。

(素粒子レベルってのもまた、イメージですけど)

もしかしたら「遠当て」なら出来るかも!?と思った現象があるので、紹介します。

「共振」を利用すれば「二重の極み」は可能!?

むかし「珍事件」を扱ったテレビで、

誰も何も触れていないのに家のガラスが粉々に割れる

というものを見た記憶があります。

その様子はまるで、安慈が床をたたいたら地蔵が粉砕される様子を髣髴とさせます。

このテレビで言っていたのは「共振」という作用。

「共振」とは・・直接触れていないにも関わらず、同じ振動数を持つものが刺激を与えることで、物体が影響を受ける

という現象でした。

「それだ!」

私はひらめきました。

安慈の遠当ては、地蔵の振動数にマッチしたから起こったのではないでしょうか?

ということは、物体の振動数が分かれば、二重の極みは可能ということですね!

以上は全部、私の頭の妄想です。(「共振」の事件は本当です)

全部読んでくださった方、ありがとうございました!