神道でも仏教でも、儀式ごとには「女人禁制」が多いもの。

なぜ女性という存在は、神聖な場所から締め出されるのでしょうか。

伝統だから?

神様がそう望んだから?

そんなものは誰かが自分の為に決めただけなのに。

どんなに長く「伝統」であったものでも、間違っていることもある

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古くから、「女人禁制」と決められている場所や物事があります。

この山に、女性は登ってはいけない

この役職に女性はついてはいけない

この儀式に女性は参加してはいけない

そういえばお相撲の世界もそうでした。

歌舞伎も、舞台に立てるのは男性だけ。

でもそう決めたのは、神様ではありません。

人間が決めたのです。

それも大体が、男性が。

神様のことだって、昔々の古代のころは女性の方が仕切っていた。

それを、女性に穢れを負わせて、しきたりを変えたのは男性です。

歌舞伎だって、最初は女性が演じていた。

女性が演じることを決めたのは男性でした。

それは「伝統」と呼ばれ長い間守られてきたけれど、ただ伝統を決めた側の「権利」が守られていただけ。

ただ長く守られたからという理由で、守り続ける価値も無いほどの理由です。

神聖なことから、誰も締め出されてはいけない

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神聖なことは、誰に対しても閉じられていません。

神様は、誰に対しても分け隔てありません。

女性がいるから降りてこない神なんて、神じゃない

女性がいるから怒る神なんて、神じゃない

女性だけでなく、人種や性的傾向や出身地やそんなことで差別するようなのは神じゃないのです。

(もちろん男性だって、締め出されるべきではありません)

☆☆☆

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