志々雄真実の象徴は「火」です。

火をつけて殺されかけ重度の火傷で体を覆われるなど体の特徴のほか、志々雄の装備(戦艦や戦いの間など)や必殺技も「火」にちなんだ名前になっています。

この記事では、そんな「火」に因んだ必殺技の中から、「終の秘剣」と呼ばれた必殺技「火産霊神(カグヅチ)」について、その名前の由来を紹介します!

志々雄の必殺技「火産霊神(カグヅチ)」

「カグヅチ」とは?名前の由来

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「カグヅチ」とは、日本神話に出てくる「火の神」の名前です。

正式には「カグヅチ」は「迦具土」と書き、「火産霊」は「ほむすび」と読まれますが、両者は同一の神を指します。

「カグヅチ」にまつわる神話

カグヅチは国産みの神とされるイザナギとイザナミの間に生まれました。

(国産みの神話についてはこちらの記事をご覧ください↓)

『世界最古から続く国「日本」の国生みの神話』

イザナギとイザナミは日本の国土を産んだ後、次々に様々な神を産んでいきますが、最後に生まれたのがカグヅチです。

しかしカグヅチは火の神として炎に包まれて産まれたため、母親であるイザナミの産道に大やけどを負わせ殺してしまいます。

イザナミを殺された怒りに囚われ、父親のイザナギは我が子のカグヅチを剣で切り殺してしまったのでした。

終の秘剣が「カグヅチ」という名前であることから考察できること

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上記の神話を知ると、「カグヅチ」という名前が志々雄真実の最終必殺技の名前につけられたことに、納得させられますよね!

刃の全体を炎で覆って繰り出される「カグヅチ」ですが、それはすごい威力があっても「終の」秘剣。

産んだイザナミも産まれたカグヅチも死んでしまうように、「カグヅチ」を繰り出した後は志々雄の勝利はあり得ないということでしょうか。

その他の「火」に因んだ名前の武器・技まとめ

最後に、志々雄真実の「火」にちなんだ武器や技をまとめておきます。

戦艦「煉獄」

方治が用意した戦艦の名前。

「煉獄」とはカトリックの教えに出てくるこの世と天国との間のことで、この「煉獄」で死者の魂は火によって浄化されるという。

志々雄たちはこの船に乗って東京を襲撃しようとしたが、左之助の手りゅう弾によって破壊された。

壱の秘剣「焔霊」

志々雄の必殺技のうち一番最初に繰り出される技。

「焔霊」は火の玉のことかな?

と思うのですが、仏教の用語で「焔玉」というものもありました。

「焔玉」は、火に包まれる宝珠を表したものだそうです。

弐の秘剣「紅蓮腕」

志々雄の必殺技の二つ目。

「紅蓮」とは真っ赤な蓮の花の色で、猛火の炎の例えに使われる。

仏教の「紅蓮地獄」の略称でもあり、そこに堕ちた人はひどい寒さで流血してしまうという。