一億総活躍の旗印のもと、女性の社会進出が期待されている現代。
でもすでに戦国時代、女性は十分活躍していたのです。
その代表的なものが女性だけの鉄砲部隊。
勇敢に敵を蹴散らしていたという記録が残っています。
合戦で大活躍!女だらけの鉄砲部隊
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「戦」「合戦」
といえば「男の活躍の場」というイメージが強いですよね。
確かに主役は男性。
でも実は女性も、合戦で活躍していたという記述が残っています。
それを可能にしたのは、「鉄砲の伝来」です。
確かに、槍や刀で戦おうとすると女性は男性に太刀打ちできません。
でも体格の差が関係の無い「鉄砲」の登場によって、女性にも戦で活躍する場が得られるようになりました。
例えば「伊達文書」という文献には、三春御前が率いる女性鉄砲隊が敵を皆殺しにしたという記述が残っています。
また「当代記」には、200人に及ぶ女性鉄砲隊を従える女性の記述があります。
女性活躍の陰に・・もちろん女性蔑視だってある、戦国時代
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しかしそもそも女子供は政治の道具として扱われた時代。
鉄砲隊として女性が活躍する一方で、その活躍の場すら蔑視されていたという事実があります。
大阪夏の陣を描いた「難波戦記」では、鉄砲隊を任せられた武将が
「何でこんな情けない役を命じられなければいけないのか、泣いて悔しがった」
とあります。
「女の武器」である鉄砲なんて・・
ということですよね。
幾ら戦で活躍しても、「しょせんは女」と軽く見られていたのでしょうか。
それは現代の女性も同じで、
頑張らなかったら「やっぱり女は」
頑張れば「女のくせに」
なんてこともあります。
でもやっぱり戦国時代の方が、女性にとっては過酷。
好きでもない所へ政略結婚で嫁がされるということもあるし・・
現代の女性の何倍も辛い立場にあったことは言うまでもありません。
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