戦国時代、武将の武器といえば「刀」が思い浮かびますが、実は刀は補助的な武器にすぎませんでした。
では、合戦で最も役に立った最強の武器とは!?
戦国時代、刀は切るより「叩く」!では必殺の武器は・・?
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冒頭にも書いた通り、武将の武器と言えば「刀」。
でも実は、合戦で最も頼りになる武器は刀ではなく・・
「槍」
だったのです。
というのも、戦国時代は甲冑などの具足類が鉄製や皮革製のものになった時代。
従来の刀では太刀打ちできなくなったからです。
そこで鎧のすき間をついて相手を殺傷できる槍が、刀よりも重宝されました。
また戦い方のスタイルが集団による合戦形式になったことも大きく影響しています。
遠くまで飛ばせることの出来る槍の方が、刀よりも効率的だったのです。
それでも兵士は大刀二本と短刀一本を携帯していました。
大刀は、相手を叩いて倒すため。
そして短刀は、接近戦になった時に喉を狙うためでした。
弓矢、鉄砲など「飛び道具」の立場は?
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では、1543年に伝来した鉄砲はどうだったのでしょうか?
鉄砲の方が、殺傷力も高いし速く飛ぶので、敵にとっては脅威のはず・・。
実は鉄砲が伝わった当初は、人を殺すためというより「威嚇のため」に使われたようです。
戦国時代の合戦はまず敵に石を投げ、ついて弓を射ち、槍・刀で戦うのが一般的な流れ。
鉄砲は弓と同時に使われていました。
ただしこれも、この使い方が織田信長によって革新的に変わるまで。
織田信長が「長篠の戦」で鉄砲を武器として使ったことで、鉄砲が主力な武器として認識されるようになりました。
ちなみに戦国時代以前は・・
鎌倉・室町時代までの主力武器は「弓」。
「武士の棟梁」と言えば「弓矢の名人」と言われるくらいだった程だとか。
でも先にも述べたように戦いのスタイルが合戦へと変化し、主流を槍に奪われてしまったのです。
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