秀吉の軍師であり築城の天才と言われる「黒田官兵衛」。
官兵衛は剃髪し自らを「如水(じょすい)」と名乗るようになりましたが・・
その意味とは?
ここでは「如水」に込められた意味にまつわる3つの説を紹介します!
「如水」の意味にまつわる3つの説
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一つ目の説:「如水」には「あきらめ」が表されている
まず一つ目に、「如水」という言葉には「あきらめの気持ち」が表されているという説があります。
この説はルイス・フロイスが伝える日本史に記してあるのだとか。
如水は権力や武勲、領地など得たものを「水泡が消えるように失ってしまったから」・・
というように説明がされています。
二つ目の説:「旧約聖書」の登場人物名が由来
官兵衛がキリスト教信者であったことから、モーセの後継者であるヨシュアのポルトガル語読み「ジョズエ」からとったという説があります。
この場合、官兵衛のキリスト教に対する、深い信仰心がうかがえます!
三つ目の説:老師のことば「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」から
「上善如水」とは、「最高の人生とは水のように生きるということ」。
この説はとても有力で、それを裏付けるように、黒田官兵衛が教訓として掲げた「水五訓」の教えがあります。
黒田如水の「水五訓」の教え
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「水五訓」の教えは、文字通り五つの項目からなっています。
1.自ら活動して他を動かしむるは水なり
2.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
3.常に己の進路を求めて止まざるは水なり
4.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
5.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり、雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり
意味は、
1.自ら率先して動くことによって、他人も動かすことができる。率先垂範せよ。
2.障害にあったときにこそ、自らの力をより強くするのだ。あきらめることからは何も生まれない。
3.自ら考えて道を拓くことを心掛けよ。
4.安易に他人を排除せず、自分の背中で影響を与えて、仲間となっていくこと。
5.いろいろな環境にあっても自分の本質を忘れず、変化に適応していくこと。
☆☆☆
3つの説があると紹介しましたが、三番目のものだけ裏付けの厚みが違いますね!
あるいは、全ての理由がかけられたものかもしれません。
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