前田利家と言えば大河ドラマ「利家とまつ」で人気の出た武将。
夫としての利家が、魅力的に描かれていましたよね。
でも本当の利家はどんな人物だったのでしょうか?
そこでここでは、利家と関係の深いもう一人の人物「前田慶次」から見た前田利家の生涯について、考えてみました。
前田慶次の生涯と、前田利家との関係
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前田慶次は少年ジャンプに掲載されていた「花の慶次」の主人公です。
歴史的な記録にはあまり残っていませんが、漫画では天下一の傾奇者として描かれていました。
本名は前田利益(とします)です。
前田慶次はもともと滝川氏の一族出身でしたが・・
前田利家の兄・利久に子がいなかったため、養子として前田家に養子として迎えいれられました。
先にも書いた通り歴史書にあまり登場しない前田慶次。
ですが、確かなことが1つあります。
それは、織田信長によって前田家の跡取りが慶次の養父・利久ではなく利家と決められた時、居城を出て行ったということです。
利久は病弱だったと言われていますが、それを差し置いて弟・利家が跡をつぐ。
養子である慶次はきっと納得できていなかったでしょう。
1590年の小田原征伐には利家に従って出征しましたが、その後利家と不仲になります。
さらに養父利久が亡くなったため前田家との縁が切れます。
その後出奔し、浪人生活ののち上杉家に仕えたといいます。
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不仲の影に信長の利家ひいき?慶次とまつの間に恋愛関係は?
「利久が病弱だったから」という理由で利家が家督を継ぐことになったと書きましたが、織田信長がそう指示したのは「利家ひいき」だったからだという説があります。
それもただのひいきではなく、二人は男色の関係であったとか。
それを慶次が知っていたら、とっても嫌な気持ちだったことでしょう。
出奔してしまった訳も推測できます。
また、前田利家は大河ドラマの印象とは逆に、意外と評判が悪い武将だったりもします。
賤ケ岳の戦いで柴田勝家を裏切ったという行為も、その一因です。
ちなみに漫画では、慶次が利家の正室・まつに恋をしています。
事実であったかどうかは知る由もありませんが・・
その描写が、マンガの中では慶次と利家の間の溝をより一層深くしています。
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