戦国時代、「城を攻め落とすこと」が合戦の勝敗を決める大きなポイントになっていました。
その攻め方は、豊臣秀吉が得意とした「水攻め」など7種類に分類することができます。
ここでは、その7種を簡単に説明します!
「水攻め」「兵糧攻め」など7種の城の攻め方を一挙紹介
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秀吉が得意とした戦法「水攻め」
「水攻め」とは、長い堤防を作り、近くの河川をせき止めて城の周囲に水を引き入れる戦い方。
そうすると城の周りは水浸しとなり、ひどいときは湖の中に城が浮いているような状態になってしまったという。
この方法は豊臣秀吉が最も得意とした攻め方だと言われています。
正攻法の「力攻め」
まさに「正攻法」と言われる、力を使って攻め入る基本的な城攻めのパターン。
その中にも幾つか種類があり、
味方の犠牲を覚悟の上で強引に城に入る「強襲」。
城を守っている側の油断をついて城に侵入する「奇襲」
などがあります。
敵の戦意を弱める「兵糧攻め」
敵の城を完全に包囲し、食糧・武器・弾薬の補給を断つ作戦。
攻撃の前にあらかじめ、その領地の米・食糧を高い値で買い占めてしまうのもその作戦の一つ。
水攻めとは逆の戦法「干殺し」
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城内の飲料水を枯渇させるという、水攻めとは逆の戦法を指す。
忍者などを使って、城に通じる水源を破壊した。
残虐さは1番の「火攻め」
火を使って城を攻める方法。
敵城へ向かって火のついた矢を放ち焼き討ちにするなど、ひときわ残虐なものだった。
城内にスパイを送り込み、放火するという方法もあった。
穴をほって「もぐら攻め」
「穴攻め」とも言われトンネルを掘り進んで攻める戦法のこと。
鉱山の金堀り人夫を使って城内につながるトンネルを掘り、攻撃の突破口を開いたり、城の下に爆弾を仕掛けて一気に爆発させたりした。
頭で勝負の「調略」
兵力、金、武器、道具などは一切使わず、内部工作のみで落城させるという政治的な攻略方法。
秀吉の小田原城攻めや大阪冬の陣で行われた。
☆☆☆
一口に「城を攻める」といっても、いろいろあるんですね。
その城の立地条件や兵力のバランスで、とられる方法が変わったそうです!
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