江戸時代の遊女たちの風習には独特で不思議なものがいっぱい。 例えば、遊女の世界で使われ、現代にも残っている「お花代」という言葉。 現代とは全く違うその意味は? その他、ここでは遊女にまつわる3つのトリビアをお伝えします。・・・
「2017年12月」の記事一覧(2 / 3ページ目)
遊女歌舞伎のさきがけ・謎に満ちた巫女「出雲阿国(いずものおくに)」とは
現代の日本では男性のみが演じている歌舞伎。 ところがもともとは「かぶき躍」と言って、「出雲阿国(いずものおくに)」という女性がはじめた女性芸能のひとつでした。 ではこの「出雲阿国」とはどのような人物だったのでしょうか? ・・・
「畜妾」とは?妾を持つことが男の甲斐性だった時代の驚くべき常識
「畜妾」とは「ちくしょう」と読み、江戸時代に武士が妻と妾を同居させて養うことを意味しました。 現代では妻以外の女性を囲うなんて問題外。 でも江戸時代には、「畜妾」「妾を何人も持つこと」が賞賛に値する行為だっ・・・
遊女が行った「心中立て」とは?「心中死」の語源となった過激な愛情表現方法
江戸時代、遊郭の遊女たちが特別な男性への愛情を誓うことを「心中立て」と言いました。 この「心中立て」、様々な方法がありましたが、誓いへの信用度を高めるために肉体的な苦痛を伴うものがほとんど。 もっともエスカレートした心中・・・
江戸時代以前から伝わる女郎の避妊方法・・遊女達はどうやって望まない妊娠を防いだのか
現在のような避妊具が無い時代、遊女や女郎たちはどのようにして望まない妊娠を防いだのでしょうか? 実は古くから伝わる「底根の法」というものがあります。 その効果は別として、江戸時代以前の女郎たちの避妊方法を調べてみました。・・・
日本神話において重要な意味を持つ「蛇」蛇と女性が交わることが意味すること
日本神話において、しばしば神は「蛇」の姿をして人間の前に登場します。 「蛇」は神または神の男根をあらわすシンボルで、女性がその蛇と交わることは大きな意味を持っていたのです。 日本神話では「蛇」と結婚した女性が巫女になる ・・・
なぜ女性は神聖な場所から締め出されるのか。神様は「女人禁制」を望んでいないのに
神道でも仏教でも、儀式ごとには「女人禁制」が多いもの。 なぜ女性という存在は、神聖な場所から締め出されるのでしょうか。 伝統だから? 神様がそう望んだから? そんなものは誰かが自分の為に決めただけなのに。 どんなに長く「・・・
陰部に箸がささって亡くなった「百襲姫(ももそひめ)」の神話が暗示すること
神社の参道は「産道」に通じ、神域の門である鳥居は「陰部」である。 こんな説は聞いたことがありますが、百襲姫(ももそひめ)の神話を聞くと、この説があながち間違ってもいないような気がします。 ここでは日本書紀に記された百襲姫・・・
「産女(うぶめ)」という、男に作られた悲しい妖怪
「産女(うぶめ)」とは、妊婦のまま亡くなった女性が、子供を産めなかった無念から妖怪になった姿です。 「姑獲鳥」とも言います。 でもこの産女という妖怪。 人間の穢れを全て負わされて誕生した、悲しい妖怪なのです。 全国各地に・・・
「玉依毘売(たまよりひめ)」は神の妻になる運命を背負った聖なる巫女
「玉依毘売(たまよりひめ)」とは「神の魂(玉)」が「宿る(依りつく)」姫。 全国各地の神話で、「神の妻となる神聖な女性」として登場します。 この記事では多数ある、玉依毘売の神話をご紹介します。 初代天皇の母となった玉依姫・・・